あなたのため」が一番こわい?「毒親じゃない親」の“プチ毒子育て”
心理カウンセラーの南ユウタです。
「毒親」と呼ぶほどわかりやすくはないし
派手ではないけれど、
子どもの心には確かに負担がかかっている…
どんな親御さんでも、「プチ毒」くらいなら子育ての中に混ぜてしまうことがあります。
ちなみに、個人的には「毒」よりも「ノイズ子育て」という言い方が好みです。
さて、あなたのお父さんやお母さん、こんな特徴に当てはまりませんか?
外から見ると、優しくて、常識的で、よくできた人です。
ごはんを作って、学校行事にも来てくれて、進路の心配もちゃんとしてくれた。
近所からも、職場からも、「いい親だね」と言われていた。
いわゆる「きちんとした親」です。
でも、子ども側としては、なぜか、実家から帰るとぐったりする。
話すと「正しいこと」は言うけれど、共感のことばがないからしんどくなる…
電話を切ったあと、なぜか胃が重い…。
親のことは嫌いじゃないし、感謝もしている。
なのに、自分の人生のどこかに、ずっと「親の声」が響いていて、息苦しい感じもする…。
この、説明しづらいモヤモヤの正体って、何なのでしょうか?
カウンセリングをしていてよく感じるのは、
毒親というわけじゃないけれど、
「あなたのためなのよ」
「心配なのよ」
「大丈夫なの?」
という、「心配」というブレーキで、子どもの挑戦や進路が止められてきた、というご家庭が、結構多いんですよね。
または、
「こうしなさい、ああしなさい」みたいな「指示」が多い。
子供の意見を聞く前に、親の意向が先に立ち過ぎている(しかも気づけない…)。
僕は心理カウンセラー兼父親なわけですが、この2つには共通点があります。
子育ても、カウンセリングも、不安は目を曇らせます。
でも、実際にカウンセリングの現場では
親御さんたちとお会いする機会も時々ありますが、子どもを愛していないようにはとても見えない人が大半です。
親御さんご本人は、本気で愛しているし、
子ども目線には心配の押し付けや正論パンチであっても、
親的には「愛情だ」「この子のためだ」と思っている。
でも、それを毎日、毎週、毎年、繰り返し受け取ってきた子どもの中では、
「どうせ親に言ってもわかってもらえないだろう」
「自分の判断は、いつも親に正されないと危ない」
「親が心配することはしちゃいけないんだ」
みたいな感覚が染み込んでいくんですよね。
そして、大人になってから、
会社を辞めるとき、引っ越すとき、結婚を考えるとき。
何かを選ぼうとするたびに、頭の中に心配そうな親の顔が浮かんで、
とまどってしまうようになるんです。
誤解しないでほしいのは、
あなたの親御さんは、たぶん、ちゃんとあなたを愛しています。
ただ、ご自身の中にあった「いい親でいないと見捨てられる」みたいな不安が、
愛情よりも、ほんの少し前に出てしまった瞬間が、(おそらくたびたび)あった。
それだけのことなんですよね。
とはいえ、あなた自身の回復と成長のためには、
「違和感」「不快感」「嫌悪感」は
「本当の自分」を知るスタート地点になりやすいですので、
ぜひ大事になさってください!
今回も読んでくださりありがとうございました!
