なぜ罪悪感が燃え尽きにつながるのか
心理カウンセラーの南ユウタです。
今回は、アダルトチルドレンの共依存と罪悪感の話をしようと思います。
僕自身の経験も、ちょっと混ぜながらお話しますね。
昔の僕は、ふと冷静になって、こう考えたことがあります。
「なんで、こんなに自分だけが頑張ってるんだろう?」
ちょうど、共依存って言葉を初めて知った頃でした。
どれだけ世話焼きを頑張っても、むしろ頑張るからこそ、周りが依存的になってるんじゃないか…そんな疑問が湧いてきたんです。
最終的に、僕は家族の「世話焼き役」「カウンセラー役」を、覚悟を決めて降りました。
ホームページのプロフィールにも書いてある通りです。
それは確かに、人生をすごく前に進めてくれました。
この体験が、「人が本当に変わるためには、本気の覚悟が必要だ」という信念につながっていきました。
でも、実は、そのあとも何人かの人たちと、共依存関係にまたハマっていたことがあったんです。
そんな僕が、だんだん気づいていったことがあります。
それは、**大切な人に怒りを抱くこと、うんざりする気持ちを抱くことへの、強い罪悪感**でした。
「大事な人を嫌ってはいけない」
「そんな自分は悪い人間だ」
「優しくない人間だ」
そういう罪悪感です。
ここで僕は、相手に対して怒りを感じたり、うんざりしたりしたときにこそ、**逆に過剰な世話焼きをする**という防衛のパターンを出してたんです。
献身的で、過保護な態度をとる。
その結果、やっぱり自己犠牲になります。
疲れがピークに達してた時期もありました。
「こんなに我慢してやってあげてるのに」という恨みも、どんどん溜まっていく。
それでも「大事な人を嫌ってはいけない」「そんな人間は悪い人間だ」という罪悪感が強すぎて、その恨みすらも抑え込んでいたんです。
大切な人に対して、怒りや「うわ、もう無理」みたいな気持ちを認めることが、心が潰れそうなくらい耐えがたい罪悪感を生む。
だから無意識に、その真逆の態度を取る。
心理療法の世界では、これを**反動形成**と呼びます。
正反対の態度を取ることで、本当の感情に蓋をする防衛なんです。
でも、これは無理をして相手に尽くすことになるので、内側では元からあった怒りが膨らんで蓄積していって、やがて燃え尽きちゃうんですよね。
僕は当時、カウンセラー役を辞めたあとに出会った、尊敬する先生から、こう言われたことがあります。
「ユウタ君、あの時カウンセラー役やめてよかったね。君、あのまま続けてたら、うつ病になってたと思うよ」
当時は、正直ピンときませんでした。
でも、今ではわかります。
怒りの抑圧は、最後にはうつ状態につながりやすいんです。
カウンセラーとして多くの方と向き合う中で、そのことも実感してます。
もしあなたが強い罪悪感を持っているなら、それは**その相手を、とても心から大切にしたかった気持ちの裏返し**だと思うんです。
たぶん、その相手のことを、あなたは心の中で「切るに切れない」気持ちになっていることが多いんですよね。
よく言うんですが、「切れない」は「切ない」気持ちとセットなんですよね。
だからこそ、大事なことは、何度でも思い出してほしいんですが、
**あなたが、あなたらしく幸せであることが、回り回って周りの人を一番幸せにする。豊かにする。**
ってことです。
あなたが自分の足で立ち、
自分のことを自分が幸せにしてあげるんだ!と決め
人生をその覚悟でもって歩むんだ!と決心して
楽しく、のびのび、イキイキと、時には毅然とNOも言える自分になって生きる時、
実はその「あり方」こそが、一番人を癒し、自立を促し、幸せに導くんです。
あなたが罪悪感を抱えたまま我慢するほど、
関係は「正しいか間違いか」
「加害者か犠牲者か」みたいな形で固まって、
息苦しくなりやすいんですよね。
それに、あなたのせいにすることで
無意識に自立から逃げてしまう人たちは
ずっとそのままです。
「あなたがああだから、こうだから」と
なにかと理由をつけて言い訳し、あなたになんとかしてもらおうとしてしまいます。
あなたが罪悪感とちゃんと向き合って、
自分を大事にできるようになったとき、
周りの人たちは、健全なバウンダリーを持ったあなたのことを尊重し、尊敬するように育っていくはずです。
まだそれができない人ならば、離れていくかもしれません。
でもそれは、その相手にとって、この人生で必要な時期なんだ、と一度、受け取ってみてもいいと思います。
そろそろ、あなたも、アダルトチルドレンの共依存を卒業して、
あなたの人生を、そろそろ自分の足で歩いてみませんか。
今回も読んでくださりありがとうございました!
