生きづらい「悪循環」を作る3つの原因
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生きづらい「悪循環」を作る
3つの原因
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「いのち軸」で自己肯定感を育む
心理カウンセラー・南ユウタです。
多くの場合、
生きづらさを生んでいるのは、
①その人が身につけた「思い込み(信念)」
②自分を守るために学んだサバイバル反応である「防衛」
③自分自身へのジャッジ(価値判断)
これらがからみ合って、
「悪循環」ができあがっている場合が多いです。
①思い込み(信念)とは、
「私には価値がない」
「私は劣っている」
「他人は信用できない」
「人間はいつか裏切るもの」
といった、自分や他人、世間一般についての
感じ方のことです。
生きてきた過程は、人それぞれ。
身につけた信念も、人それぞれ。
その人の「信念」が
「すべて」が悪いわけでもないし、
「ダメだ」と否定されるべきものでもありません。
ただし、子どもの頃に身につけた「信念」は
大人になってから
「幸せ」や「愛情」や「安定した人間関係」といった
本来はポジティブな要素が
「がんばっても、がんばっても、手に入らない」
いや、むしろ、
「がんばればがんばるほど、遠ざかっていく」
ことになりがちなのです。
その根底には、
カウンセリングでよ~く自分の心を見つめていけば
「幸せになってはいけない。お母さんを悲しませたくないから」とか
「幸せになると怖いことが起こる」とか、
「私は愛されるに値しない」といった
深いところに横たわった「信念」が見つかるものです。
だから、
意識レベルでがんばっても、
無意識レベルで怖れているので
「手に入らない」ことも多いのですね。
こういう思い込み(信念)が生む悪循環が、
まず1つ目にあります。
②「防衛」とは、
辛い感情を感じた時にフタをして、
無意識のうちに抑え込んだり、
問題や課題を「見ないふり」や「なかったこと」にして
先延ばしするなど、
心のバランスを守るための意識的・無意識的な癖のこと。
防衛自体は、
健康的な使い方をすれば、むしろ身を守るためには
必要なものです。
ただし、あまりに行き過ぎた防衛や、
昔のトラウマを、今の状況・人に重ね過ぎた時の防衛は、
軌道修正しない限りは、
たいていはトラブルや苦しみ、失敗、再トラウマ体験の源になります。
③自分自身へのジャッジ(価値判断)とは、
よくあるのが
「何をやってるんだ」
「お前は甘い」
「恥ずかしいやつだ・情けない・その程度か」
「何をやってもダメだな」といった
自分自身や他人に向けられる
批判・非難・否定の強~~いメッセージのこと。
これを軌道修正できないと、
自己肯定感がいつまでも積みあがりません。
これって、
自分の心の中に「批判者」が同居していて
ず~っと24時間、批判されているようなもの。
たとえば、
山登りするときに、
スタートする前から
あなたの隣で「どうせ無理だよ。あきらめろ」と言う。
せっかく登山を始めても、
「まだこの程度か」
「今に失敗するからな」
みたいに言う。
もう一歩でゴールまで手が届く!というところでも
「本当にお前で大丈夫なのか?」
「良いことの後には悪いことが起こるぞ?」
みたいに言う。
そして、いざゴールにたどり着いても
「この程度で満足していいとでも思ってるの?」
「あんまり調子に乗らないことね」
みたいに言う。
もし、批判者が完璧主義者さんなら、
あなたがもしも失敗したり、つまづきでもしたら、
どんなに小さなミスでも見逃さないでしょう。
「ほれ、見たことか」
「だから、あれほど言ったでしょう」
「身の程知らずが。自業自得だな」
これって、山登りのどの地点でも、
まったく楽しくなさそうに思いませんか?
このジャッジの結果、
全く・ほとんどがんばれないか、
強迫的にがんばり続けるかの
どちらかになりがちです。
このように、
人生に達成感や満足感が得られなかったり、
自己肯定感が上がりにくい人は、
この「ジャッジ(価値判断)」が強いのも
よくある特徴です。
ちなみに、
カウンセリングを受けている最中にも
よくジャッジが発動します。
「早く治りなさい!」とか、
「先生の期待に応えなさい!」とか
「正解しか言っちゃダメ」とか、ね…。
で、苦しくなるという悪循環です。
いかがでしたか?
①その人が身につけた「思い込み(信念)」
②自分を守るために学んだサバイバル反応である「防衛」
③自分自身へのジャッジ(価値判断)
これらがつくる悪循環、
あなたにはどのくらいあるでしょうか?
どんなことも、まず「気づき」が大切ですよね。
気がつかないことは、意識的に変えられませんから。
ぜひお役立てください。
ではでは。
南ユウタ
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