苦しみの源は「他人軸」!放置すれば自己肯定感がどんどん下がる4つの「よくある心のクセ」とは?
心理カウンセラーの南ユウタです。
HSPさん本来の素晴らしい「HSP力」が
プラスに活かせなくなる背景には、
「他人軸の生き方」という問題点があると考えています。
「他人軸」というのは、自分の人生が
「他人」を中心に回っている状態。
この他人軸状態は、単に人の役に立つとか
世のため人のためとか
そういう良いことばかりではないです。
「自分を後回しにする」とか、
「自分がない」
「自分らしく生きていない」といった
【自分が人生の主人公ではない状態】なのです。
この「他人軸」には大きく分けて
4つの「心のクセ」があります。
それは、
①比べ癖
②白黒癖
③がんばり癖
④自分後回し癖
です。
他人軸だと、
「他人の評価」が「自分の価値」を決めるようになります。
「あの人にこう思われた」が「私の存在価値」を左右してしまいます。
すると、常に他人の目が気になります。
自分と他人を比べる
①「比べ癖」が身につきます。
他人と比べると、
自分の悪いところばかりに目が行くので、
自分がイヤになり、自己肯定感がどんどん
下がっていくのです。
さらに、「私には弱い部分がある」と考えるよりも、
「私は弱い人間だ」と「白か黒か」で考える
②「白黒癖」もあります。
(この場合は強い人間か弱い人間か)
たとえば、仕事で小さなミスを指摘されただけで
人格否定されたように感じがち。
キュ〜っと萎縮して、激しく動揺して
上司の一言一言に怖さを感じてしまったり…。
自分という人間の「部分」を否定されただけなのに
「全部」を否定されたような気分になってしまいます。
さらに、
自己肯定感が低く他人軸になると、
「誰かに認めてもらいたい」という思いも強くなります。
自分で自分を認めてあげられない分、
他人から認めてもらいたくなるのですね。
だから、「がんばれば認めてもらえる」と考え、
際限なくがんばってしまうのです。
でも、がんばってもがんばっても
「もっとがんばらなきゃ」
「まだまだここで満足してちゃいけない」
「これでいいと思えない…」
と考えてしまう、
③「がんばり癖」が身につきます。
だから、
いつまでも満たされないのです。
しかも、他人軸になると
嫌われないために
怒られないために
バカにされないために
「がんばる」ようになりがち。
自信がなく、
人一倍「認めてほしい」から、
常に不安で、
他人の目にビクビクしてしまうのです。
しかも、
ここには「自分はどうしたいか?」が
抜け落ちてしまいがちなのです。
これが④「自分は後回し癖」。
本来、あなたの人生は
あなたがあなたらしく
生きるためのもののはず。
それなのに、
自分の気もちは常に
「後回し」になっていませんか?
自分はどう生きたい?
後悔ない人生を送るにはなにが必要?
そんな風に
自分をふり返ることを
忘れていませんか?
こうした他人軸の生き方に陥るうち、
多くのHSPさんは、
自分を見失っていくのです。
他人軸になってしまうのは、
意識しているか
無意識かにかかわらず
「がんばらなければ私に価値はない」
と信じているから。
「〜すべき」
「〜するのがフツー」
「みんなは〜している」
そういったことばで
自分のありのままの持ち味を
否定してしまうのです。
人間は、みんな
「でこぼこ」な存在です。
自分に自信のある「あの人」にだって
長所も短所も
強みも弱みもあるもの。
だけど、
自己肯定感が低いHSPさんほど
そうは考えません。
「フツー」とか
「みんな」とか
「あの人」と比べて
でこぼこな部分や
劣った部分は、
「恥ずかしいもの」
「なくすべきもの」
「持っていると好かれないもの」
と考えがちです。
そして、
必死にそこを隠そうとします。
なぜなら、
「認めてもらえなければ
私には価値がない」と
信じているから。
ただ、自分が他人軸の生き方に陥っていることに
まったく無自覚な方も多いので
まずは「自分は他人の評価にふりまわされていないかな?」と
自身をふり返ってみることをお勧めします。
幸せは、常に自分の内側からスタートする人の元へ
訪れると考えています。
ぜひ、ご自身のことを大切に、
自分をいたわる気もちでふり返ってみて下さいね!