アダルトチルドレンの【子ども時代の6つのタイプ】
あなたの対人関係のパターンを無意識に決めてしまう!アダルトチルドレン(AC)の6つの役割とは?
心理カウンセラー・南ユウタです。
さて、今回は、
ACによくある「タイプ」をご紹介します。
ACが育つ家族のことを「機能不全家族」というのですが、
その中では子どもが子どもらしくいられないんです。
本来、家族の「機能」って、こんな時に果たされているもの。
・子どもを無条件に愛する養育者がいる。
・安心安全な居場所である。
・成長発達を支え、見守り、導く。
ところが、いろんな事情から、
この機能が果たされない(と、子どもが感じて育つ)と・・・
子どもなりに
家族のなかで立ち位置を確保しよう、
心のバランスを保とう、
家族を守ろう、
そんな風な防衛本能が働きます。
ACの方には、
そうして家族の中で身につけた「ふるまい方のパターン」を
大人になってからも繰り返す強い傾向があります。
代表的なものに、
次の6つのタイプがあります。
①ヒーロー(良い子)
文字通り、
家族のなかで英雄扱い
優等生扱いされている
「良い子」の取る役割です。
勉強ができる
スポーツができる
聞き分けが良い
ルールを守る
「なにかができる時だけ」
「期待に応えられる自分だけ」
受け入れてもらえる。
それ以外は認めてもらえない
愛されない・・・
そんな雰囲気を当たり前のように
感じて育った「良い子」は、
大人になっても「良い人」をします。
挫折に弱く、
思春期や大人になってから
問題が出やすいタイプです。
②慰め役の子(プラケーター・ピエロ)
親や兄弟姉妹がため息をついたり
悩んでいたりすると、
隣にやってきて慰めようとするような子です。
自分は後回しにしてまで
相手の幸せを願う
心のやさしさ、慈悲深さ
が最大の「長所」です。
ただし、
相手のわがままや理不尽な要求にも
際限なく応じてしまい、
自己犠牲が高じてつらくなりがちです。
③道化役の子(ピエロ)
家族の緊張が高まると
冗談を言ったり、
おどけた仕草をしたり
あえて甘えた態度を見せて
空気を和ませようとする
やさしい子です。
自分のしんどさをオモテに見せられない、
相談する時も茶化してしまう、
などの傾向が身につきがち。
常に「明るい人」「面白い人」を
演じないと嫌われると
内心不安を感じがちです。
④かくれる子(ロストワン)
家族のなかで目立たないよう
「存在感」を消すことで
傷つくことを回避してきた子です。
空気のような扱いで
自分という存在を
誰も気にしていない
という雰囲気の中で育ちます。
孤独を感じる・・・
かといって人付き合いも
負担に感じがち・・・
そんなジレンマから
自分の殻にひきこもって
しまいがちです。
⑤世話焼き役の子(イネイブラー)
親の不仲や、
家族の問題に対して
世話焼き役を買って出る子どもです。
口ぐせは
「私のことはどうだっていい。
あの人さえよければそれでいい」
です。
世話焼き気質は
本来は「長所」です。
ただし、イネイブラーは、
依存的な相手を
ますます依存的にしてしまいます。
結果として、
「しんどいのに離れられない」
という状態に陥るのです。
イネイブラーは、
世話焼きへの感謝や賞賛といった
「見返り」や「報われ感」を
無意識に期待しがち。
その「見返り」や「報われ感」で
自分を満たそうとしてしまい、
真の問題からは逃げ回ってしまうのです。
⑥問題児(スケープゴート)
一家の中で「問題児」扱い
されている子どものことです。
親の財布からお金を盗む
といえばこの子、
学校で問題行動を起こす
といえばこの子、
といった具合ですね。
誰もわかってくれない悲しみや
かまってもらえない寂しさを
「怒り」や「非行」といった形でしか
外に表現できないのです。
いかがでしたか?
アダルトチルドレン(AC)は、
【大人になってからも子ども時代と似た役割を取り続ける】
というところがポイントです。
あなたにも、
子ども時代の役割を演じている時がないか、
ぜひチェックしてみて下さいね!
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