「嫌われるかも？」不安の根っこは「右脳」！？

ACの「嫌われるかも不安」の根っこは「右脳」？

 

 

たとえば、アダルトチルドレンの方など、

もしもあなたが、自分の親との関係に

なんらかの生きづらさを感じて育ったと感じている場合、

 

「人は信頼できない」

 

「自分は受け入れられるはずがない」

 

「きっと嫌われる」

 

などの否定的な「暗示」が知らないうちに入っている可能性があります。

 

そして、それは自意識がしっかりとしてくるよりも前の、

幼い子ども時代に刷り込まれます。

 

 

ですから、多くの場合、

「無意識」のなかに入っています。

ちなみに、これは親にまったく悪気がない、

むしろ愛情に溢れた場合でも起こり得ます。

 

たとえば、「人に嫌われるかもしれない」

という不安は、あなたなら

どんな時に感じますか？

 

人によって違いますが、ある程度の共通点があります。

 

・顔の表情のちょっとした変化

 

・相手の声のトーンの変化

 

（ささやき声やイライラした声、ヒソヒソ声や怒鳴り声）

 

 

・ちょっとしたしぐさ

 

（よそよそしい態度などのからだの動き）

 

 

・視線

 

（睨んでくるとか、軽蔑のまなざしなど）

 

 

こういうのをまとめて「非言語サイン」と呼びます。

 

「ことば（言語）」以外のサインのことですね。

 

 

 

 

そして、右脳はこの「非言語サイン」を

「読み取る」のが左脳よりも得意です。

 

 

 

そして、幼い子ども時代には、

右脳が優位だとわかってきています。

 

 

しかも、右脳は非言語サインを

読み取るだけでなく、「覚える」のです。

 

 

すると、どうなるでしょうか？

 

 

小さい頃にどんな風に周りの大人から

扱ってもらったかは、皆んなそれぞれ違いますよね。

 

たとえば、抱っこを求めたときや

甘えにいったときの

お母さんやお父さんの態度はどうだったでしょうか？

 

 

拒否的でしたか？

 

 

それとも、「ようこそ！」と

歓迎ムードだったでしょうか？

 

 

実は、このときに「甘えるな！」と

拒否されたりすることが多いと、

それが対人トラウマの根っこになり得る

ことがわかっています。

 

 

しかも、子どもは右脳優位なので、

わけもわからず、ただただ自分が

拒否されたことを受け止めるしかありません。

 

左脳で「これはお母さんが忙しいからだ」

などと理由をしっかり考えて

自分を納得させる能力は不十分なのです。

 

 

 

そうして、そのときの

お母さんやお父さんの声や表情、態度が、

「トラウマ記憶」として右脳に残っていく人も出てくるのです。

 

 

こうして、「非言語サイン・トラウマ」が、

右脳に刷り込まれていきます。

 

すると、大人になってから、

なぜかわからないけど、

自分の子どもや特定の上司、

特定の異性や同性（または男性や女性全般）を

怖がったり、怒りが抑えられなくなったりします。

 

 

または、なぜかわからないけど

いつも苦しい恋愛になったり

人との距離感や接し方がわからなくなったりします。

 

 

その人たちが無意識のうちに

怖がったり不快感を感じるのは

 

多くの場合、

しぐさや声のトーンなど、

右脳が覚えている非言語サインです。

 

 

人の目が気になったりするのは、

この「非言語サイン・トラウマ」が

原因の可能性はあります。

とくに、

「自分でも理由はよくわからないのに不安や怒りが湧いてくる」場合は、要注意です。

 

 

長くなって来ましたので、

その理由については、

次回の記事でお伝えします。