【YouTubeでも解説】マインドフルネス実践時のポイント
心理カウンセラーの南ユウタです。
今日は
「マインドフルネスのワーク」をする時の
ポイントについてお話しします。
まず、最初に
「マインドフルネスとは」
という話を簡単にして
その次に
「マインドフルネスの効果」
をご紹介します。
そして次が
「マインドフルネスの具体的なやり方」
最後に少し
「実践する時の注意点」
についてお話ししていきます。
まず
そもそもマインドフルネスというのは
今この瞬間に意識を向けて
ありのままの気付きを得る姿勢のこと
だと理解するとわかりやすいと思います。
このマインドフルネスの効果は
例えば
・ストレスに強くなる
・自然なポジティブな考え方が
できるようになってくる
・感情の波が穏やかになって
心が落ち着いてくる。
・うつ病やうつ状態、不安症やパニック障害の
心の生きづらい状態にもとても効果があると言われています。
このマインドフルネスの具体的なやり方はとてもシンプルです。
「気付いて」→「意識を今この瞬間に戻す」
このサイクルです。
では、何に気付くのか
これは僕たちの自然な心の動きに
気付くということです。
例えば
頭の中に湧く
「思考」
「考え方」
「イメージ」
「記憶」
そういったものに気付いてみたり
もしくは
心の中に湧いてくる
「不安」や「焦り」
「怒り」
「悲しみ」「罪悪感」
「恥ずかしい」という気持ち
そういう感情に気付くこともありますし
体の中に感じられる「身体感覚を気付く」
ということもあります。
例えば
「緊張」か「リラックス」か
「暑い」のか「寒い」のか
そういったものに
気付いていくということです。
そうすると
僕たちの心でも
本当に
その瞬間、瞬間で
色々なことにとらわれて
色々なことに執着が
生まれているんです。
気を取られているという言い方を
してもいいかもしれません。
その、気を取られた
執着した
とらわれたものに
意識がどうしても引っ張られてしまいます。
その代表例が、例えば
「ネガティブ思考」です。
ネガティブなことを考えてしまう。
将来の不安と過去の後悔・・・
そこに引っ張られて
気持ちまで落ち込んできて
身体もすごく重くなってくる。
多くの人はそこから抜け出したいがために
そのネガティブな思考を
頭の中から追い払おうとします。
追い払おうとすればするほど
ネガティブ思考と戦うことになって
消えてくれない。
それどころか
むしろもっともっと膨らんでいってしまう。
今度は
そんな自分にますます自信をなくしたり
自分を嫌いになっていく。
そういう悪循環にとらわれて
泥沼みたいに抜け出せなくなっちゃう
という人が多いわけです。
マインドフルネスは
この悪循環から抜けるための手段でもあります。
色々なとらわれが生まれます。
執着が生まれます。
そうすると
それに気付く。
「あっ、とらわれてるんだ」
「焦ってるんだなあ」
というふうに。
そして、
今この瞬間に意識を戻してくる。
今この瞬間というのは
例えば「呼吸」です。
鼻の穴から息が出入りする。
そこだけに
意識を向けておくと。
またさらに
思考や感情や記憶
体の感覚に
意識が向かいます。
すると
再度、とらわれます。
執着が生まれます。
それに気付きます。
またこの瞬間に
意識を戻します。
またとらわれて
また気付いて
また今
この瞬間に戻ってきます。
このサイクルをずっと繰り返す。
これだけなんです。
「こんなんで本当に効果があるのかな」
と思うかもしれないんですけれども
少なくとも自分の中の自然な心の働き、
・ネガティブ思考
・感情
・記憶
・イメージ
こういったものを
無理やり消そうとしたり
抑え込もうとする方法よりは
確実に効果があります。
これを実践する上での注意点を
最後に2点お伝えします。
１つ目は
最初からいい気分を期待しないことです。
これは、マインドフルネスをする時に
自分の心が
このマインドフルネスを一回やったら
すごい魔法の杖の一振りかのように
ポジティブになるみたいな
そういう期待をかけちゃう人が
多くいらっしゃいます
初期にある落とし穴です。
ですけれども
それは
自分の自然な心の働きと
戦うことになっているので
自分を受け入れるという意味では
受け入れられていない状態
これは「とらわれ」です。
それに気付いて
また今この瞬間に意識を戻すっていう
そういうことを続けるといいわけです。
いい気分になることは
確かに多いのですが
結果として
副産物として生まれるんだ
というふうに思っていただきたいです。
例えて言えば
天気で
晴れの日もあるし
曇りの日も
雨の日もある
晴れの日だけ OK で大歓迎で
曇りの日と雨の日は受け入れない・・・
これは晴れの気分、
ポジティブな気分の自分だけを良しとして
その自分になることだけ期待して
逆に言うと
曇りや雨の気分、
ネガティブな気分の自分は
拒否しているということなので
これではやっぱり
気持ちが楽にならないのです。
ですので、
「いい気分を期待してるなー」
という事に気付いたら
優しく自分の
今ここの呼吸とかに
意識を戻す。
それをずっと繰り返して
今この瞬間
今この瞬間
というのを
ずっと続けるといいですね。
２つ目の注意点が
コツコツ続けるという事です。
マインドフルネスっていうのは
自分の心に対して
無条件の思いやりとか
愛情を注ぐ練習にもなっています。
ですから、僕たちが
無条件の愛情を感じる時のことを
ちょっとイメージしてみると
うまくいきやすい面もあります。
例えば
パートナーの方とか
お父さん、お母さんから
愛してるよって
口だけで言われても
あなたの話を聞きながら
チラチラと時計を見られたりとか
つまり
時間を使ってもらえてないという感覚って
愛されてないって感じませんか。
それから
時間は使ってくれているかもしれないけれど
なぜか真剣に聞いてくれていない
関心を持ってもらえていない
「ふーん」
で終わっている。
関心がないっていうのも
愛されていると感じられないんですね。
ですから
無条件の愛情の要素は
やっぱり
「時間を使ってもらえる」
「関心を払って貰える」
「手間暇かける」
という事です。
コツコツ続けるっていうのは
手間暇がかかっているわけです。
そういうふうな意味で
コツコツ続けると
自分自身に無条件の愛情や
思いやりを注ぐ練習になっている
という事にもなりますので
この辺も注意して
やっていただければなと思います。
マインドフルネスというのは
今この瞬間に意識を向けて
ありのままの
気付きを得る姿勢のこと。
いろんな良い効果があって
やり方としてはすごくシンプルで
とらわれたら気付いて
今この瞬間に意識を戻すという
繰り返しをすることです。
注意点は
いい気分を期待しないということと
コツコツ続けるということです。
カウンセリングでは
大活躍する技法ですので
是非、マスターしていただければ
と思っております。
何度もこの文章を読み返していただければ嬉しいです。
動画での解説もありますので、そちらも是非ご覧になってください。
それでは、今日はこれで終わります。
ありがとうございました＾ ＾
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