やさしい人間になりたいのに、なれないと感じているあなたへ。

毎日、辛いことがある。

とにかく生きづらい。

 

前を向いて生きていきたいだけなのに。

強くなりたい。やさしい人間でいたいだけなのに。

 

その自分のがんばりを否定されることって、

とても悲しいですよね。

とても辛いことですよね。

 

きっと、たくさんの思いを抱えていることと思います。

 

 

僕自身も、過去にそうしたたくさんの生きづらさを背負ってきました。

 

妹はいじめにあい、不登校になり、

母はうつ病になり、

父はお金の面で苦労することになりました。

 

 

自分自身も、長年の対人恐怖に悩みました。

 

 

ただ強くなりたい。家族を守れるくらいの力が欲しかったのです。

 

やさしい人でいたかったのです。

 

それなのに、当時の僕には、

これでもか、というくらいの重圧が

たくさんあり過ぎて、必死過ぎて、

もうなにをどうすればいいのか、わかりませんでした。

 

 

それでも、自分なりにがんばってきました。

 

 

そして、やっと巡り合えたのが、

カウンセリングだったんです。

 

 

 

そのカウンセラーさんとの出会いが、

僕の人生を変えました。

 

 

もう引退されましたが、

いま、あの人がいなかったら、

僕はおそらく今頃この世にいなかったかもしれません。

 

 

 

妹と母の気もちのすれ違いを

ほんとうにどうにかしたくて、

毎日心の痛みもマヒさせて、

必死にがんばっていました。

 

 

家出の回数は20回以上。

 

 

その理由は、ほとんどが僕が

「妹の気持ちをわかってあげてよ!」と

母に一言漏らしたことがきっかけでした。

 

 

「あんたには、親の有難みがわからんのか!」

「離婚したお父さんにそっくりやな!」

 

 

そのことばにも傷つきますが、

同時に、そんなことを母に言わせてしまったことを

僕は「自分がやさしくないから」だと感じてきました。

 

 

でも、腹も立ってその衝動で、

母とケンカして飛び出して、

壁に穴をあけて。

 

 

財布しかもたずに、

衝動的に家を飛び出したこともありました。

 

 

受験の時期には、

「あんたは最近、怠けている」と

決めつけられたように感じ、また口論・・・

 

 

 

そんな自分が、ほんとうは一番、

 

この家族の邪魔をしているんじゃないか

 

自分さえいなければ、みんなほんとうは仲良くやれたんじゃないか

 

自分にやさしさがもっとあれば、

 

自分がもっと、良い人間だったなら

 

自分がもっと、もっと力があって、アタマも良くて、

 

人として器が大きかったら

 

だれも、こんな惨めなことにならなかったんじゃないか

 

 

「両親は離婚しなかったんじゃないか」

 

 

ず~っと、胸の奥底ではそんな思いがあったのです。

 

 

でも、それは見ないふりをしてきました。

 

 

そうでもしないと、自分が保たなかったからです。

 

 

そうでもしないと、母も大変ななか子育てをしていましたし、

 

 

妹もリストカットや鬱状態に苦しんでいましたし、

 

 

家族が崩れそうで、それは何よりも僕が怖れていた、

 

 

見たくなかったことだったからです。

 

 

 

でも、この生き方には限界がありました。

 

 

 

僕は、妹から深夜3時くらいまで

母への愚痴を聴いたことが何度もあります。

 

 

母から、過去の生い立ち、生きづらさ、子育てする自信のなさ、

慢性的な心の中にあるぽっかりした穴の話を、

 

 

何度も何度も、何度も何度も聴いていました。

 

 

これを、「家族のカウンセラー役」と呼びます。

 

 

 

でも、あんまりうまくいきませんでした。

 

 

そして、うまくいかないことで、また自分を深く恥じました。

 

 

深いところで、自分には何の価値もない、

 

ダメな人間だと感じてきました。

 

 

でも、そんな自分を無視し続けました。

 

 

 

すると、心の奥底では自信がない分、

 

人の目が気になります。

 

 

もう、電車のなかや、お店での

 

ひそひそ話が耳に入っただけでも、

 

「やめて!!!」と感じて、

 

席を立ったことも何度もありました。

 

 

友達とも、表面上は仲良くするけれど、

 

 

明るくふるまう「いじられキャラ」で気に入られはするけれど

 

 

誰とも、深い関係になれませんでした。

 

 

 

そんな自分が、まるで母の語っていたような

 

空虚感のある人間になっていたことに気づいたのは

 

カウンセリングを受けてからでした。

 

 

 

これを読んでいるあなたに、

 

ぜひ伝えたいことがあります。

 

 

あなたと僕は、

同じ経験をしたわけではないと思います。

 

 

だから、僕は安易にはあなたに

「わかります」とは

言えないなと感じています。

 

 

 

だけど、もしも、僕の想いに共感してくれたところが

少しでもあるのなら、

僕はそこに希望を感じます。

 

 

 

僕自身、そこを見てくれた人たちのおかげで、

今こうしてカウンセラーとして独立できています。

 

 

さっきも書いたとおり、

僕は自分がやさしくない、ダメな人間だと

ずっと思って来ました。

 

 

だけど、その当時のカウンセラーさんは、

そしてその後であった仲間たちは、

 

 

あたたかく、やさしく、

「家族思いなんだね」と

ことばをかけてくれたのです。

 

 

それが、僕にとって

涙が止まらないほどうれしく、ありがたいことでした。

 

 

ずっと、そんな風に思えず、苦しんできたからです。

 

 

ちょっと、自分にもやさしくなれてもいいかなって

思えたきっかけの一つでした。

 

 

ほんとうに、「次はあなたの番です!」と

本心で伝えたいのです。

 

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尼崎カウンセリング研究所

代表 南ユウタ

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