成長してはならない!?!人が自ら「成長」を止める心理

成長してはならない

成長することは悪いことだ

成長するのは負けを認めることだ

成長とはただただ辛いものだ

 

 

こうした「信念」を抱くと、

成長のチャンスを不安がります。

成長することに罪悪感を抱きます。

成長することを恥ととらえ、拒否します。

成長を嫌がり、努力を避けます。

 

 

そして、

もし成長を受け入れてしまったら、

 

「きっと悪いことが起こる」

「どうせ悪いことが起こる」

という「予測」をするようになります。

 

 

その人の心の中では、

「成長」=「危険」

という図式が出来上がっています。

 

 

で、人って、

「危険」より「安全」を好むいきもの。

 

 

だから、「アタマ」では

「成長」は人間にとって

良いもの、必要なもので、

本来「安全」とわかっていても、

 

「カラダ」や「こころ」は

「危険」と認識して

何としても避けないといけない!と

感じるようになってしまうのです。

 

 

「成長」の機会を避けたら

当然のことですが成長しないわけです。

 

 

そのことに「欲求不満」が

溜まるようになります。

 

 

かく言う僕自身も、

「もっと上に行きたい!」

「もっと成長して広い世界を見たい!」

という欲求を抑えつけていました。

 

 

だって、

それは家族への「裏切り」に等しい行為だと信じていたから。

母に「負けを認める」ことになると信じ込んでいたから。それは辛いことだった。

そして、成長することへの怖さもありました。

自分がどうなるかわからなかったからです。

 

 

「成長したい!」という欲求を

「満足」させる=成長へ一歩踏み出すためには

「危険」を犯すことになる…というわけですね。

 

 

それが、生きづらさを抱える多くの人が

直面するジレンマ(葛藤)です。

 

 

そして、

人はこのジレンマ(葛藤)を

大きく分けて2つの方向で解決しようとします。

 

 

それは、

①自己防衛する(避ける、ごまかす)

②自己実現する(己の欲求を軸に生きる)

 

 

自己実現とは、

「成長したい!」という本来の

「当たり前の欲求」を満たす行動をとっていくことです。

 

 

自己防衛とは、

「当たり前の欲求」にフタをすること。

 

 

しかも、皮肉なことに

自己防衛する人は

「成長は怖い・罪深い・恥だ」という信念を

「維持」するか「再確認」するようなパターンを

繰り返してしまうようになるのです。

 

 

どういうことか。

 

 

まず、成長を避けます。

 

 

僕の場合、

「自分は完璧だ」

「自分には成長なんて必要ない」

という「完璧な自分像」を作り上げていました。

 

 

そうやって成長を避けてきました。

 

 

成長という言葉がカッコ悪いというか、

自分にはカンケーのない言葉に感じていたし、

なんだか居心地悪かったのを覚えてます。

 

 

オシャレも敢えてせず

(コレが当時の僕の中では「成長」の印の一つだった)

 

彼女も作ろうとせず、

(これも然り。)

 

「仙人」みたいな自分を演じていました。

 

「仙人モード」発動ですヨ。

 

 

そうしている限り、

「僕に成長など必要ない」と思い続けることになります。

 

 

でも、本来の「成長」って

「敗北」ではないはず。

 

 

それに、本当は僕だって

もっと伸び伸び自分を発揮して

自分の実力を広い世界で試してみたかった!!

 

 

つまり、ホンネを言っちゃえば

圧倒的に「成長したかったー!!!」

のです。笑

 

 

「オシャレしたーい!!」

「彼女ほしーい!!」

のがホンネ。笑

 

 

でもでも、

それを認めちゃうと、うっかり成長してしまう。

 

 

悪いことなのに。

家族があんなに苦しんでるのに。

自分がどうなるかわからなくて不安になるのに。

 

 

なによりも

母に「負けを認める」ことになるのに!!

 

それだけは悔しくて悔しくてたまらない!

 

僕は完璧なんだーー!

 

仙人なんだーー!

 

成長なんて必要ないんだー!

 

あーーー!

 

怖い!!!

(成長って、こんな怖いの!?!?と、

セラピーを経て成長することを

自分に許してからというもの

しばらく震えを感じることもあったくらいでした。)

 

 

だから、僕は

「完璧な自分を演じることで身を守る」

というパターンを

繰り返してきたように思います。

 

 

成長してはならない

成長することは悪いことだ

成長するのは負けを認めることだ

成長とはただただ辛いものだ

 

 

いろんな信念があったおかげで

「完璧な仙人モードの自分」が

「成長したい!」というホンネを

押し殺してきたのです。

 

 

コレを

僕が自分で自分を癒すために使う、

とあるセラピーのツールの一つに

当てはめると、こうなります。

 

 

ワン・ツー・スリー!!!

 

 

①「成長」を止める信念(そこから生まれるネガティブな感情たち)

 

成長してはならない(不安)

成長することは悪いことだ(罪悪感)

成長するのは負けを認めることだ(恥・情けなさ・悔しさ)

成長とはただただ辛いものだ(辛さ・痛み)

 

 

②自己防衛=身の守り方、成長の止め方

 

仙人モードで完璧な自分を思い描く

オシャレしない

彼女作らない・そもそも興味あるそぶりをしない

成長という言葉自体に反発する

成長を毛嫌いする

「未熟な人」を見下し、時にウザ絡みする

 

 

③ホンネ・ほんとうの自分

 

成長したーい!

オシャレしたーい!

彼女ほしーい!

 

 

生きづらさやジレンマ(葛藤)って、

ほとんどの場合、

この図に当てはめてみれば

どこで悩んでいるかが

一目瞭然になるのです!

 

 

で、コレを

もっともーーっとわかりやすくしますと。

道路を走ってる車を

イメージしてもらって………

①は赤信号

②はブレーキ

③があなたのゴール

この3つさえわかれば、

セラピーはうまくいきますヨ。

 

 

だから、僕のセラピーでは、

実はやること単純。シンプルなんです。

 

①あなたを止める赤信号になってる信念と感情は何か?

 

②あなたはどうやって自分で自分のブレーキ踏んでるのか?

 

③あなたの本来のゴールは何か?

 

 

まずは、あなたと共に

赤信号が青信号になるために

いろいろと手を尽くします。

 

 

そして、

ブレーキ踏むのやめてみる。

急に踏むのやめたら、

パニクってアクセル全開で暴走するキケンがあります。

 

 

だから、徐々に踏むのをやめてみる。

 

 

そしたら、

自然とゴールが浮かび上がってきます。

 

 

ゴールはあなたの心の奥にあります。

 

 

さて。

 

 

あなたのゴールは、なんでしょう?